毛母細胞の活性化を促進する育毛剤

毛穴の奥深くにある髪の毛の製造部署「毛母細胞」に直接働きかける育毛剤です。

その結果、今生えている髪の毛を強くする効果とこれから生えてくる髪の毛の成長を助ける効果が期待できます。

毛母細胞は、血液によって運ばれた栄養分を受け取り、細胞分裂を行ない、毛髪を作り上げる細胞です。

血流が良く、毛母細胞が元気であれば、健康で強い髪の成長が期待できます。

しかし、頭皮から入り込んだ毛穴の中にいるので毛母細胞にアプローチするためには育毛剤自体の浸透力も必要とされます。

代表的な成分

バイオポリリン酸

ポリピュアEX独自の成分。毛乳頭に働きかけるポリリン酸を自然由来の成分で代用したもの。

海洋酵母から作られているので安全性が高く、効果も期待できる。

ニンニクエキス・ヨウ化ニンニクエキス

ニンニクの鱗茎（いわゆる食用ニンニク本体）から抽出したエキス。ヨウ化ニンニクエキスはさらにヨウ素を加えて濃縮したもの。

血行促進作用、抗菌作用も期待できるエキスで、育毛剤のほか女性用の化粧品にも含まれることが多い。

白薬子エキス

中国伝統の生薬で、中国南部や台湾などの亜熱帯地域に自生するタマサキツヅラフジの根茎から抽出。

血管拡張作用とともに毛母細胞を増殖させる効果が期待される。
別名：セファランチン

ペンタデカン酸グリセリド

ヘアサイクルの休止期に入り、髪の毛の製造を休止してしまっている毛乳頭に直接働きかける作用がある。

さらに、毛乳頭・毛母細胞にエネルギーを与えることで、発毛を促進する効果が期待できる。

市販されている育毛剤に配合されることが多い。

パントテン酸カルシウム

ビタミンの一種でいわゆるビタミンB5。糖、脂質、タンパク質の代謝やエネルギー生産を助けるほか、皮膚を健康に保つ働きもあり。

健康な皮膚や髪の維持に有用。女性用の服用育毛薬に配合されている。

t-フラバノン

毛母細胞の増殖促進効果が期待される自然由来成分。元をたどると西洋オトギリソウという小さな植物から抽出されるエキスに含まれる。

大手メーカー花王が独自に研究開発した成分であり、市販の育毛剤に配合されることが多い。