原因に適した育毛剤を選ぶ

育毛剤選びで重要なのは、薄毛・脱毛の原因に合ったものを選ぶ、ということです。

もし、脱毛の原因に合わない育毛剤を使い続けてしまったら、育毛効果は期待できないばかりか、脱毛、薄毛をさらに悪化、進行させてしまうおそれがあります。

それだけ、原因に合ったものを使うということは大切なことなのです。

脱毛の原因は様々です。
脱毛症と呼ばれるものだけでも、

とたくさんあります。

もちろん、それぞれ根本的原因、症状にも違いがあります。

薬局などで市販されている育毛剤の多くは明確に症状について触れられておらず、「なんとなく」で選んでしまいがちです。

しかし、実際は配合されている成分も様々ですので自分にあったものを使うことが重要です。

端的な例として、頭皮の乾燥が原因なのに、皮脂分泌を抑制してしまう育毛剤を使った場合などです。

原因をさらに悪化させる対応をしてしまうことになるので当然良い結果は得られません。

また、肌の弱い方、荒れ性の方であれば成分にもこだわりが必要です。

育毛剤のせいで頭皮が荒れて、薄毛が進行してしまった･･･ということの無いよう、慎重に選びましょう。

そのためにも育毛剤に含まれる成分の作用を理解するのは、とても意味のあることです。

難しい名前も多いですが、是非一度使っている育毛剤の成分表示を確認してみてください。

それでは症状ごとにおすすめの育毛剤をご紹介します。

男性型脱毛症（AGA)

CMでもおなじみのAGAこと男性型脱毛症。いわゆるハゲ・薄毛です。

結論から言うと正確なメカニズムは未だに解明されていませんが、男性ホルモンが悪さをしているというのは確実です。

ホルモンに働くもの、頭皮の血行促進ができるタイプの育毛剤がおすすめです。

男性型脱毛症（AGA）におすすめの育毛剤タイプ

男性型脱毛症と言ってもその症状は様々で、頭頂部が気になる薄毛や、生え際の後退から始まるいわゆる「M字」など呼称も色々あります。

症状別に少し詳しく見てみましょう。

「M字」

特に多い「M字」は年齢に関係なく現れる薄毛症状の一つ。

とにかく早めのケアをおすすめしますが、中でも当サイトイチオシの育毛剤をいくつかご紹介します。

「カッパ」

頭頂部からくる薄毛は自分で見えない分、他人の目線が気になってしまいます。

また、範囲が広いためボトル容器の種類によっては面倒に感じてしまうこともあるため、容器の種類にもこだわりましょう。

円形脱毛症

男性型脱毛症と異なり、短期間で完全に髪の毛がなくなってしまうのが「円形脱毛症」です。

年齢や性別に関わらず、多くの場合はストレスをきっかけに発症してしまいます。

円形脱毛症は一時的なものが多く、長い目で見ればいずれ自然治癒が望める脱毛症でもありますが、血行促進と毛母細胞に働きかけるタイプの育毛剤がおすすめです。

円形脱毛症におすすめの育毛剤タイプ

脂漏性脱毛症

実は最近この「脂漏性脱毛症」に悩む人が増えています。

聞きなれない名称ですが、頭皮が脂っぽく、吹き出物が出たりする脱毛症です。傷やカサブタができてしまうことにより
脱毛してしまい、外傷が元になる脱毛症です。

脂漏性脱毛症には頭皮の健康を守り、清潔に保つタイプの育毛剤がおすすめです。

脂漏性脱毛症におすすめの育毛剤タイプ

「脂っぽいのに保湿？」と言われてしまいそうですが、過剰な皮脂分泌のはじまりは頭皮の乾燥であることが多いのです。頭皮を乾燥から守るために体が頑張って油分を出しているということですね。

皮脂の過剰分泌を抑え、同時に保湿を行うことで健康な髪が育つ頭皮へと改善が見込めます。

粃糠（ひこう）性脱毛症

脂漏性脱毛症と同時に発祥することも多い脱毛症です。

頭皮の乾燥、新陳代謝の不調が原因となり、頭皮に古い皮膚（フケ）がたまることで炎症を起こします。

この炎症により毛根がダメージを受けてしまい脱毛を引き起こしますが特徴はとにかくフケの量が多いことです。

といってもカサブタのように大きなフケが多数できてしまう疾病なのでここまで紹介した脱毛症に比べると発症率は低いです。

粃糠（ひこう）性脱毛症におすすめの育毛剤タイプ

とにかくデリケートになってしまった頭皮に刺激のある成分は厳禁です。

また、粃糠（ひこう）性脱毛症は角質異常の一つでもあるので、育毛剤を使用するときは必ず医師に相談してからにしましょう。

頭皮環境を正常化する作用と、低刺激タイプの育毛剤がおすすめです。

瀰漫（びまん）性脱毛症

最後にご紹介するのが「びまん性脱毛症」と呼ばれる女性特有の薄毛です。

男性ホルモンやストレスが原因となるほかの脱毛症・薄毛と違い、女性ホルモンの乱れによって起こると考えられています。

年齢を重ねた女性に多く、ゆっくり進行していくのも特徴です。

また、カラーリングやパーマなども原因の一つですので頭皮環境を改善し、血流をよくするタイプの育毛剤がおすすめです。

びまん性脱毛症におすすめの育毛剤タイプ